「ヘタクソ」と言われたので絵の練習を5,000時間しました

これは絵の練習を5,000時間してみたまとめです

みなさん、お絵描きは好きですか?

私はお絵描きが大好きです。

うまく描けなくて嫌になることもありますが、おおむね、お絵描きと言う名の絵の練習を楽しんでいます。

絵の練習をした時間が累計で5,000時間になったので、色々残しておくことにします。


0時間と5000時間

絵の練習を始める前の絵と、今の絵を比較してみました。

最初の絵を出すのがあんまりにあんまりで恥ずかしいのですが、くじけそうになった時に「あ、まだ私、ましになってる!!」と思えるので公開します。

絵が上手くなってるかどうかは全部当社比で判断します。

他の人と比べると、心が折れるだけなので。


絵の練習をはじめたきっかけ

絵の練習をちゃんとしようと思ったきっかけはいろいろあるのですが、カンタンにまとめると、絵が下手だと言われたのでじゃあ上手くなるよ!と。

ほんとに下手だったので、そりゃ下手と言われても仕方ないのですが、さすがにちょっと落ち込みました。でも落ち込んでいても絵がうまくなることはないので、じゃあ練習しましょうよと思い立ち、今に至ります。

紆余曲折色々と煮詰めていって、なんで絵が上手になりたいのか?それは自分が思うような絵を描きたいからだ!というとこに落ち着きました。自分が思うような絵を描けるようになることが最終目標になります。

ちなみに私が絵の練習をはじめたのは、2014年6月10日からになります。

この日から絵を描いた時間を記録しています。


練習時間と練習方法について

1万時間の法則

[1万時間の法則]というものがあります。簡単に言うと、どんなものごとでも、プロのレベルになるには1万時間かかるというものです。

参考 人生3年捨てる覚悟ある? 成功するために必要な「1万時間の法則」MAG2NEWS

1万時間もなくても、練習の質によってはもっと短い時間でもいいなどの諸説はありますので、詳しいことはググってください。

私はこの[1万時間の法則]を仕事で教わり、ほんとかよ…と半信半疑でいたのですが、ものは試しだなぁと記録していくことにしたのです。こういうとこはめっちゃマメです。

1日のうちで絵を描いた時間(3時間絵を描いていたとして、トイレやほかのこと、集中してない時間もあるので1時間ひいて2時間とします)をメモしておき、週と月ごとに集計していきました。

出来るだけ絵を描く時間を確保できるように朝活を初めてみたり、PDCAサイクルとか、FFAプロセスとか、仕事で習ったものをひと通り実験してみました。

これは、絵が上手になりたいというプロジェクトです。

プロジェクトリーダーは自分、メンバーは自分だけ。

工程表を考えるのも自分という、いわゆるひとりプロジェクトと思って取り組みます。

(仕事と違うのは締め切りの期日が決まってないとこと、辞めたいと思えばいつでも辞められるというところなので、気が楽です)

お絵かきの練習のPDCA

PLAN→どんな絵を描きたいか計画を立てる。上手に描きたいというような漠然としたものではなくて、「髪の毛が束で描けるようになりたい」「男の人の手が書けるようになりたい」など、具体的に考える。

DO→写真や技術書などを参考にして、練習する。

CHECK→描けているかを、友達に添削してもらう。

ACTION→反省点を見つけて、また練習する。

この繰り返しをおこないます。

PDCAサイクルについては「鬼速PDCA」がオススメです。仕事などにも応用がききます。


絵の練習をした時間と累計時間

期間 時間 累計時間
2014.6.10-2015.9.22 1,000時間
2015.9.23-2016.12.26 1,309時間 2,309時間
2016.12.27-2017.12.31 1,349時間 3,658時間
2018.1.1-2018.12.31 1,092時間 4,750時間
2019.1.1-2019.4.14 252時間 5,002時間

期間としては約5年になり、1年1,000時間くらいの計算になりました。

1万時間の半分の5,000時間を越えたので、自分のモチベーションのためにも何かまとめてみようと思ったのでした。


絵の練習環境

仕事でphotoshopを使うことがあり、液タブを使っていたので、ひょっとしてこれで絵が描けるのでは…?と描き始めたのが最初でした。

(板タブに挑戦したこともあるのですが、私は板タブを使いこなすことができませんでした)

Wacom Cintiq Pro 16

最初の液タブはWacom Cintiq 21UX。ソフトは【CLIP STUDIO PAINT PRO】( 以下クリスタ)です。

SAIが人気でしたが、家のパソコンがMacだったためSAIは使ったことがありません。

今は無料のペイントソフトがありますが、当時はあまり選択肢がなかったのです。

ペンの芯はフェルト芯、液晶シートはペーパーライクを使っています。

ツルツルしないほうが描きやすかったためです。

液タブは途中で煙を吹いて壊れたので、今はWacom Cintiq Pro 16を使っています。

Wacom Cintiq Pro 16のいいところは、4Kでの表示がすごく綺麗なのと、筆圧感知がとても滑らかで描き味がいいところです。

iPadProとApplePencilを持っていますが、描き味はWacom Cintiq Pro 16が段違いにいいです。

修理に出した時も無料で交換してもらいました。
Wacom Cintiq Pro 16をwacomに修理に出した話

クリスタは自分にあうペンを見つけてから、一気に描くスピードが早くなりました。

CLIP STUDIO オススメペン(2017年版)

参考にしたサイト

Posemaniacs

30秒ドローイングがいい!と聞いたので、半年くらいの間、10秒ドローイングを20分くらい続けていました。

最初は全く追いつかなくて90秒からはじめました。

今でも30秒では描けませんが、シルエットで描く練習になりました。

右脳で絵を描くワークショップでも踊っている人を描くというものがあり、それを参考にしています。

参考 PosemaniacsPosemaniacs

たのしくお絵描き研究所

お絵描きの技術書はルーミス先生がいいよ!と聞いても、難しすぎてさっぱりついていけない…というときにたどり着いたサイト。

オススメの技術書、練習法の記事などを参考にさせてもらっています。

めちゃめちゃ絵が上手くてカッコいいので見ているだけでワクワクします。

参考 たのしくお絵描き研究所たのしくお絵描き研究所

買ってよかったイラスト技術書

私は絵の学校に行ったりとかはないので、ネットで検索した練習方法などを色々試していました。

買ってよかったイラスト技術書がたくさんあるのですが主なものを何冊か書きます。

決定版 脳の右側で描け

絵が上手くなりたいなーと思った時に参加したワークショップが、この右脳で絵を描くというものでした。

同じワークショップに参加した方のブログがすごくいいのでこちらをどうぞ。

参考 見ることは生きること―「脳の右側で描け」のワークショップに参加した世界1年生

うまく描けないのは、よく見ていないから。

よく見て描けばどんな人でもうまく描けるようになる…って、これ、すっごいんです。

5日間ずっと朝から夜まで絵を描く環境にいたんですが、絵の描き方というよりも、ものの見方を教えてもらいました。

人を描くのって楽しいね!

人間を描くにはどうしたら…と、一番最初に買ってみた。

いまだに理解できないところがいっぱいあるけれど、しばらくたってから読み直すと、なるほどー!ってなるとこが多いすごい本です。ルーミスさんとかは難しくて理解できなかった…。

スカルプターのための美術解剖学

ちゃんとした資料が欲しいなと思って買った。人体の仕組みを全然知らなかったので、あ、この筋肉の線って!?みたいな発見が多くてとてもためになりました。

モルフォ人体デッサン 形態学による人体を描くための新テクニック

うまく描けない時に模写すると、体の仕組みがなんだかわかったように思えるので、描けない!ってなった時にめちゃめちゃ読みます。

和装の描き方

着物を描きたくて買ったのですが、サンプルの絵がとても素敵なのでモチベーションが上がります。

ポーズと構図の法則

S字とかコントラポストとかさっぱりわからなかったんですが、最近やっとぼんやりわかってきたような、そうでないような。最初わからなくても後から読むとわかるみたいなのが時々あります。

絵の練習について

私は絵の練習をはじめたときに気をつけようと決めたことがあります。

・1日1枚はペン入れまでしたものを描いてSNSに公開する

・下書きのものを公開しない

この2つです。

私はペン入れがどうしても苦手で、下書き状態のものが線が多いため上手く見えるのでどうしてもペン入れから逃げがちだったからと、下書き状態のものを公開するとなんか絵を描いた気になってしまって最後まで仕上げないためでした。

絵の練習をしてしばらくしてから、白浜鴎さんのツィートを参考にして、気をつけて描くようにしました。

参考 白浜鴎twitter

どうしたら絵が上手くなりますか?という質問をよく頂くのですが『気まぐれで描く落書きをどうせだからペン入れまでして毎回必ず仕上げる・ついでにその絵をグッズ/本/アパレル/額縁に入れて部屋に飾ることまで想定したらどんな絵になるか考える』だけでも、ほんの3ヶ月で上達しますよ。実践済み。

2年くらいは毎日1枚はちゃんと描けていたと思います。(最近は描けてません)

描いた絵のファイルは日付をつけて、月ごとにまとめていきました。

SNSに公開するようにしたのは、客観的に見ることができるのと、あとからまとめて自分の絵をみて、少しでも良くなったところをみつけてモチベーションをあげるためでした。

Twitterやpixivに投稿すると、不思議なものですが、「あー、あぁすればよかった…」「ここ塗り忘れてる…」みたいなのに気づくのです。なぜ描いてる時に気づかない。

下手なのは自分でもわかっているので、反応がなくても当たり前だと思っています。

でも、いいねをくれる人もいてものすごくありがたくてゴロンゴロン寝転びたくなります。

椿子ちゃんにこう直したらいいよとアドバイスをもらったり、こう描くといいよと赤ペン先生をしてもらったりがとてもためになりました。

椿子ちゃんは、よく描けたところをすごく褒めてくれるので、それも絵の練習を続けていく原動力になったと思います。


これからのこと

そんなこんなで、お絵描きを続けて5,000時間。1万時間まで折り返し地点になりました。

あと5,000時間練習をすれば、ほんとうにプロのようにうまくなれるか…?は、正直謎です。

[1万時間の法則]は本当かもしれませんが、私の練習方法や時間配分では全然足りていない気がするからです。

世の中にはうんと絵の上手い人がいて、その人たちもさらに何千時間も絵の練習をしているし、そんな人でも絵のプロとして生活している人はひと握りです。

絵のプロになれても、それでご飯が食べていけるかはまた別の話で、そこらへんについては、きっと終わりはないのだと思います。

自分よりもうんと年下で、うんと絵の上手い人はたくさんいます。

心が弱ってるときなんか、ほかの人と比べると辛くなるし、私なんて描いててムダなんじゃないのと思うときもあります。

それでも、4年前、3年前と、昔の自分よりは少しでもうまくなっているところを見つけて嬉しくなったり、描けなかったものが描けるようになったりするのがたまらなく楽しくて、どうしても絵の練習をやめることができません。

絵を描くことが楽しいうちは、できれば続けていきたいですが、できたら5,000時間と言わず少しでもショートカットしたい…と思ってます。

絵の描き方の本を読んだり、ネットの記事を読んだりいろんな情報を集めて、自分が楽しく絵を描く参考にしていけたらいいなと思います。