もこもこインクって何ですか?
なんか熱を加えたらもこもこするインクがあるらしいよ…?というのを、SURUTOCOさんのtwitterで見かけ、楽しそうなので実験することにしてみました。
熱を加えたらもこもこするというと、「モコリンペン」というのがあったよね…と、思い出が走馬灯。
知ってますかモコリンペン。確かドライヤーで膨らむんですよね、モコリンペン。
「もこもこ膨らむモコリンペン、もこもこ、もこもこ」ってCMソング、うろおぼえですが何となく歌えます。
モコリンペンと同じような素材なのかなと思うのですが、よくわからないのでモコリンペンは置いておきます。
もこもこインクを使ってみよう
もこもこインクは、レトロ印刷JAMのオンラインショップで購入しました。
参考
レトロ印刷JAM オンラインお店レトロ印刷JAM オンラインお店
もこもこインクは、真っ白のインクです。

もこもこインク500円
120メッシュでは詰まりやすいということなので、70メッシュの製版を作成します。
金や銀、こってりホワイトには70メッシュがおすすめということで、裏面を触ると、120メッシュのものよりもガサガサしているのが何となくわかります。

インクがよく通る製版(70メッシュ)
今回は、ランチバッグを作成します。
ランチバッグにはマチの段差があって刷りにくいのですが、ランチバッグ用のパネルがあるので買いました。
(ちなみにこのパネルはSURUTOCOさんで使ったことがありました)
なくても刷れますが、あったほうが絶対に刷りやすいです。

ランチバッグパネル 756円
もこもこインクは普通のSURIMACCAインクよりもちょっとだけこってりしたテクスチャです。
使う前にはよく混ぜましょう。

もこもこインクはこってりしたテクスチャ
あとは普段と同じように、スキージでぐいっといきます。
インクが厚くなると、もこもこも厚くなるということなので、気持ち寝かせ気味にスキージを動かしました。

もこもこインクで刷ってみる

もこもこインクは刷ったところがわかりにくい
説明には、当て布をしてアイロンで…とあるのですが、あて布がなかったので、エンボスヒーターを使ってみました。
乾かしたほうがいいのかなと思ったのですが、エンボスヒーターなら乾いてなくても大丈夫でした。
エンボスヒーターの熱風があたったところがどんどん膨らんでいきます。

もこもこインクを刷ったところ

エンボスヒーターをあてます

できあがり
ちなみに赤い生地だとこんな仕上がりに。
もこもこインクは綿50%以上の布に使ってくださいということですので、素材選びには気をつけてください。

赤い生地にもこもこさせた場合
もこもこインクに色をつけてみる
もこモコインクは混色ができるよ!ということだったので、もこもこインクも残り少なったので、試しにSURIMACCAインクのミントを混ぜてみました。
色が混ざるようによく混ぜます。

もこもこインクに混色します
色が濃いめかな?とちょっと心配になります。

もこもこインクと同じように刷ります
熱を加えると、だんだん濃い色が白っぽくなってきました。

熱を加えると色が変わります
加熱前と加熱後を比べてみると、色の違いが一目瞭然です。
熱を加えると、パステルカラーに膨らんで、めちゃめちゃ可愛いです。
もこもこインク、これからも使っていきたいと思います。

加熱前と加熱後
せっかくなのでマクロレンズで撮影してみました。もこもこ。

もこもこをマクロレンズで撮影してみた