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ダイカットマシンでレタープレス(活版印刷)
こんにちは、piqel&piqermのましろです。
ダイカットマシンというものがあります。
ダイカットマシンは圧をかけて、紙などを型抜きするという機械になっています。
スクラップブッキングなどを趣味でされている方にはメジャーな道具です。
紙を型抜きするという用途については、私の場合は「スキャンカット」があるため、レタープレス(活版印刷)にダイカットマシンを使いたいと思います。
印刷・加工DIYブック 合本完全版
ダイカットマシンでレタープレス(活版印刷)をする方法については、こちらの「印刷・加工DIYブック 合本完全版」に記載されています。
レタープレス(活版印刷)とは?
レタープレス(活版印刷)とは、活字と凸版を用いた印刷のことで、活字や版にインキを載せ紙に押し付ける印刷方法のことです。
レタープレス(活版印刷)でコースターをつくる
いつもはシルクスクリーンでコースターを作成していますが、趣を変えてレタープレス(活版印刷)でコースターを作成することにしました。
オリジナルコースターをSURIMACCA(スリマッカ)で作りました
レタープレス(活版印刷)に使用する樹脂版は、真映社さんに注文します。
樹脂版の種類は、樹脂版(KF152)にします。
注文の手順としては、以前の記事を参考にしてください。
入稿はメールでおこないます。
詳細は真映社さんのサイトを参照してください。
面積と素材から見積もられた金額+送料+消費税の合計金額を、入金します。
今回、お願いしたのは9cmのコースター3個分のデータとなり、面積225㎠で3,375円になりました。
今回、データの入稿をしたのが11/4(月)の午前中でした。
11/5(火)に見積もりのメールが届きましたので、その日のうちに入金しました。11/6(水)に発送メールが届き、レターパックライトで家のポストに投函されたのが11/8(金)となりました。
エボリューション・アドバンス
ダイカットマシンについて調べてみましたが、A4サイズまで対応の大型、A5サイズくらいの中型、名刺サイズの小型のものがあるようでした。
大きなサイズに対応しているものほど、金額が高くなります。
コースターやハガキサイズがメインの利用になるため、今回は中型のタイプを購入することにしました。
エボリューション・アドバンスを購入することにした理由は、後述の「レタープレスキット」と同じメーカーであること、圧をかける幅が自由に変更できることの2点になります。
購入してみてわかったのですが、パッケージなどの写真はマシンの色はシルバーですが、実際は白い本体でした。
色が違うだけで、他は変わりはないようです。
レタープレスキット
レタープレスキットについては、ダイカットマシンでレタープレス(凸版印刷)をするために「印刷・加工DIYブック 合本完全版」で紹介されていました。
レタープレスキットがなくても、100円均一で購入できるカッターマットやアクリル板などで代用もできますが、レタープレスキットを使えば厚みの調整などが簡単にできるため、楽がしたかったので購入しました。
樹脂版の厚みが1.5mmあります。1mmまでの厚みの紙であればレタープレスキットが使用できるかと思います。
それ以上になると、負荷がかかってしまうため、使用しないようにしてください。
インクパッド
活版インクをローラーで塗る…というのが、レタープレス(活版印刷)の正式な方法ですが、手軽に始めることができる方法として、インクパッドを使用する方法があります。
最初、活版インクとローラーを購入してみたのですが、どうも慣れないためきれいにインクをつけることができませんでした。
コースターは水滴が付くため、水性インクでは滲んでしまうため、インクは油性のものを選びます。
手持ちのインクを何店か試してみましたが、ステイズオンのこの2つは、インクを綺麗に印刷することができました。
レタープレスキットにも油性のインクパッドが付属されてきますので、いろんなインクで刷り比べてみるといいかと思います。
こどものかお ステイズオンおなまえ ブラック
ちなみにこれ、ステイズオンピグメントとインクは同じだそうです。(メーカーさんに問い合わせしました)
ステイズオン ジェットブラック
ステイズオンクリーナー
ステイズオンを使用した場合は、ステイズオンクリーナーでインクを掃除するようにしてください。
コースター
コースターは厚さが0.5mmから1mm、2mmと、種類があります。
0.5mmもあればレタープレスキットでレタープレスの凹みができますので、ご予算に合わせて選んでください。
2mmのコースターの場合は厚みがあるため、レタープレスキットに負荷がかかってしまうので使用しないことをお勧めします。